夏休みの息子の自由研究です。
コマを宙に浮かせる、いわゆる「空中浮遊ゴマ」の動画を息子がYouTubeで発見しました。
ほぼ毎日、その動画を見て、「夏休みの自由研究はこれにする」と。
動画内では、どこの店のどの材料を購入して作成したのかも、詳しく紹介されていました。
「オレがやることになるだろう」
息子が決めた時に主人はこう言いました。
夏休みの自由研究はいつも、主人が9割程度作成しています。
この年も、材料を探すところから空中浮遊ゴマの装置(と呼ぶのでしょうか)完成まで、ほぼ主人が行いました。息子も何もしていないわけではありません。どのYouTubeを見たのかをお父さんに伝えたり、作成の手伝いをしたり(本来は、息子が作成しているのをお父さんが手伝うべきなのですが・・・)、できることをしました。
夏休み終了2日前から作成し、ほぼ1日かけてついに空中浮遊ゴマ装置は完成しました。
コマが浮かない
やっと完成した装置。さっそく、装置の上でコマを回して見ますが、全く宙に浮きません。それどころか、コマも回りません。
コマは、『ジャイロ効果』によって、安定した状態で回り続けます。
ジャイロ効果とは、『ジャイロ効果とは、回転している物体をある方向へ傾けようと力を加えると、その方向とは違う向きへ傾こうとする(回っているコマはなぜ倒れない?「ジャイロ効果」の不思議な性質 より)』とのことです。
空中浮遊ゴマの仕組みは、多摩六都科学館のホームページで紹介されています。

自由研究は、夏休み明けに学校の展示会に出品されるものです。それまでに宙に浮かせたい。
しかし、それは実現されないまま夏休みは明けました。
学校で成功
1学期、息子は環境の変化に心がついていかなかったのか、「お腹がいたい」「めまいがする」など言い、早退したり欠席したりすることが1ヶ月ほどありました。ストレスになっていることが分かり取り除いていくことで次第に体調不良は減り、最終的に夏休みに入るまでは元気に登校することができました。
2学期が始まり、いよいよ展示会の朝。未だに成功しない空中浮遊ゴマにチャレンジしていました。しかし、成功しません。
「なんか、めまいがする感じがする」
そのような中での発言でした。
またかな・・・?と、親として不安を募らせました。
ひとまず学校へ行ってみて無理だったら帰ってきて良いことを伝えると、息子はしぶしぶ学校へ行きました。その日は早退の連絡はなく、いつも通りの時間に帰宅しました。
「学校で、1回だけ成功した。」
登校後も教室で何回も挑戦し、やっと1回成功したとのことです。
嬉しかったようですが、誰も見ていないところで1回だけの成功だったので、息子としては少し複雑なようでした。しかし全くできなかったわけではないということに息子は救われたようで、その後は毎日元気に登校しました。
半年後に大成功
3学期の終わり頃、息子は再び空中浮遊ゴマに目覚めました。すると、今度はそれほど時間をかけずに成功しました。それもたった1回ではなく、何度も成功しました。





大成功したので、来年の自由研究の展示会に再出品するそうです。